その憂鬱「かくれ貧血」が原因かも?看護師が教える改善のヒント

女性に貧血が多いのはよく知られていますよね。立ちくらみや疲れやすさなどが貧血の症状ですが、実は鬱の原因にも鉄不足が関係あると言われているのです。しかも普通の検査では分からないことも多いのです。病的ではなくても気分が落ち込む、やる気が起きないという方は、見直してみましょう。

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■鬱と「鉄不足」の関係

鬱の症状として、やる気が起きなくなったり些細なことで落ち込んでしまうことが挙げられます。神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンが不足することによって起きるのですが、実はこのふたつが作られる最初の段階で必要になってくるのが「鉄」なのです。

血液検査で問題ない?

一般的に貧血の有無はヘモグロビン値で判断されます。しかし、ヘモグロビンが正常値でも、身体に蓄積されている「フェリチン」とよばれる貯蔵鉄が不足している場合が。この貯蔵鉄が足りなくなると、先述のセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質も不足してしまうのです! 最近ではこのような状態が「隠れ貧血」とも呼ばれています。実は筆者自身も、この「隠れ貧血」だったことがありますが、その時もヘモグロビンは正常値でした。

 

■「私も隠れ貧血かも!?」そんな時の改善方法

「ヘム鉄」を積極的に摂る!

フェリチン不足を改善するには、やはり鉄分の多い食材を食べることが一番です。ここで注意しておきたいことがあります。鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があり、吸収率に大きな違いがあります。 そこで大切なのが、貧血対策には吸収率の高い「ヘム鉄」を積極的に摂るように心がけること。食事から摂取するのが難しいときは、ヘム鉄のサプリメントを活用してもよいでしょう。

 

ヘム鉄の多い食材

ヘム鉄は、レバー、あさり、かつお、ぶり、牛肉など、動物性の食品に多く含まれています。大豆製品やほうれん草などは非ヘム鉄のため吸収率は低くなりますが、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップするようですので、料理で工夫をしてみるのもおすすめです。

今回は鬱と鉄不足についてお伝えしましたが、症状だけでは鉄不足による鬱かどうかは判断できません。気分の落ち込みが続くときや症状が悪化するときは、早めに心療内科などに相談してみて下さいね。鬱も早期発見、早期治療が大切です。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 山本幸美)

【参考】
※武者稚枝子著 『自分の体にもっとやさしく なんだか疲れて、悲しく、虚しい女性たちへ』(現代書林)
からだカルテ – タニタ

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