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毛髪診断士が伝授!白髪予防のための2つのアプローチ

余慶 尚美

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「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢で節目をむかえ、体に変化が訪れる」という言われを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?これは、東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』に書かれている記述。その中では女性は、7の倍数の6周期目の42歳で「白髪が目立ち始める」と書かれています(男性は48歳と書かれています)。

漢方では、髪は「血余(けつよ)」と言われており、「血(栄養分)の余り」であり、血液の一部と考えられているのです。 そう考えると、美しい髪を目指すには「血余 = 血の余り」と捉えたケアが効果的。つまりは「インナービューティ」を心がけることに繋がります。白髪も一緒なのです。

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■白髪のメカニズム

毛髪には、最下端部の毛球部にメラノサイトと呼ばれる細胞があり、これがメラニン色素を作って毛髪に供給し、紫外線から頭皮を守るために黒色になるのです。加齢によってこのメラノサイトが減ったり、なくなったりすることで白髪となるのです。

実は、白髪を防ぐための『メラノサイト』の働きや寿命は遺伝的に決まっていて、健康な状態でも人によりますが、年齢とともに消失していきます。ただ、この寿命を全うさせるためには、『メラノサイト』に充分に栄養が供給されることが大事です。『メラノサイト』に充分に栄養が供給されないと、メラニンを作るための酵素『チロシナーゼ』の働きが鈍くなり、白髪となってしまうのです。そのため頭皮の血行不良を改善し血流をよくすると、白髪の予防・改善効果が期待できます。

 

■白髪予防におススメの食材

白髪を予防するために、黒ゴマや黒豆を食べると良いといわれています。漢方の見地からはこれらの食材は、アンチエイジングに効果的であり、加齢が関係する白髪の発生にはたいへん効果的な食材と言えます。

一方、髪の成分で考えると、髪の毛の黒い色素はアミノ酸の『チロシン』が酸化されてできたメラニンですので、『チロシン』を多く含む食材が向いています。例えば、鰺、鯖、鰯、鰹などの青魚や大豆製品、チーズなどの乳製品です。また、バナナやアボガドなどの果物にも多く含まれおり、チロシンは糖分と一緒に摂取すると吸収が良くなる性質があるので、果物から摂取するのもいいでしょう。

ただ、過剰に摂取すると、肌のシミやそばかすを発生させやすくする可能性があるので節度をもって摂ってくださいね。また、『チロシン』をメラニンに変えるチラシナーゼを活性化する銅イオンを多く含む甲殻類のエビやカニ、そしてココアなども効果的です。

 

■頭皮の血流改善マッサージ&ツボ

白髪予防をしたいなら、頭皮の血流を改善するマッサージも効果的です。

頭頂部、耳周り、後頭部と首の境を特に意識しながら、頭全体をマッサージします。その際に、左右の耳を結んだ線と顔の真ん中の線が交差する『百会(ひゃくえ)』というツボを刺激するといいでしょう。『百会』は、「全身の気が一堂に会する場所」として知られており、万能のツボだと考えられています。自律神経を整えるので、血行改善やストレスを緩和する効果もありますので、白髪予防に是非、刺激してみてください。

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いかがでしたか? 今回は、白髪予防のための2つのアプローチについて、お伝えしました。最近は、ストレスを抱えやすく白髪で悩む方も増えているようです。「まだ、私は大丈夫」という方も、ぜひ早めに白髪予防してくださいね。

(美巡セラピスト/国際薬膳師/毛髪診断士 余慶尚子)

 

【関連記事】

増えてきたら要注意!白髪の3大要因&対策

【参考】

本田光芳・伊藤雅章(2009年)『新ヘア・サイエンス』社団法人 日本毛髪科学協会

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